フェッチランドの価値の違い

ここではモダンとレガシーでの活躍の違いについての考察をする。

結論から言うと、モダンのフェッチはレガシーよりも間違いなく強い。レガシーには不毛が幅を利かせているおかげで、１ターン目からデュアランを持ってくる事は多くない。一方モダンには土地破壊の心配が極端に少ない為、躊躇い無くショクランを持ってこれる。

これは不毛に対する安心を２ライフと交換しているとも言える。つまるところモダンはレガシーよりも多色化させ易い環境である。フェッチにより、４色や５色のデッキでも一定の安定を得る事が出来る。これはレガシーには無い強みかもしれない。

しかし２ライフは決して軽いものでは無い。複数回のアンタップインは自分を苦しめる事となる為、ライフ回復との併用か、回数を制限せざるを得ない。そこのバランスもデッキ構築の１要因である。ちなみに私の脳筋バントはライフ回復要因が８体いるので、気軽にアンタップインを選択出来る。



最近はフェッチの値上がりも激しく、方々でフェッチ議論が起きている様だ。新規参入者にとっては、安い頃にはまだ初めていないのだから文句の一つも言いたい気持ちは理解出来る。しかし、だからといってモダンでフェッチ禁止になる事は100％無いだろう。ＭＴＧの根幹を成す土地を、そう易々と禁止にしたりはしない（まあアーティファクトランドはしょうがない）。実際モダンでは単色でも十分に結果を残せる。青単魚なんかワンチャンどころでは無いだろう。

ＭＴＧは金のかかる趣味だ。誰が何と言おうと、この事実は覆せない。大会で成績を残したいなら尚の事。しかし友人同士で楽しむ分にはかなり安く済ませる事も可能だし、《Pauper》なら１デッキ1000円もしないかも知れない。様々な楽しみ方があるのだから自分と財布に合った遊び方をすればいい。