現在構築を検討しているジェネラルが《ファイアソングとサンスピーカー》。
そんなクリーチャーいたか?と思う人もいるだろう。こいつは話題にすらなっていないBOX購入特典限定のミノタウルスだ。

《ファイアソングとサンスピーカー》(4)(R)(W)
伝説のクリーチャー―ミノタウルス・クレリック

あなたがコントロールしていて赤でありインスタントかソーサリーである呪文は絆魂を持つ。
白でありインスタントかソーサリーである呪文によりあなたがライフを得るたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ファイアソングとサンスピーカーはそれに3点のダメージを与える。
4/6


正直微妙な性能であるが、ファイサンでしか出来ない動きが存在するので、他のジェネラルと差別化が図れる。
《向こう見ずな実験》がノーダメージで使えるため、デッキにアーティファクトを1枚だけ入れておけば確実に場に出せる。私は《霊気貯蔵器》で50点をばら撒く勝ち方を想定している。

その為にライフを稼ぐ手段を複数選ばなくてはならない。
《焼けつく双陽》《破滅の刻》《絶滅の星》《ヤヤの焼身猛火》は確定として、ほかの全体ダメージは環境や好みによって変える。《嘲笑+負傷》でダメージを倍にしてライフを稼ごう。
《燻蒸》も当然入るがファイサンが犠牲にならない状況を選びたい。
《副陽の接近》も採用。

クリーチャーは単純に強い奴らを詰め込んで、ビートダウンのプランも十分に取れるようにしたい。白い天使は殺意が高くてよろしい。

《原初の嵐、エターリ》でお祈りしたり《凶兆艦隊の向こう見ず》でドローをかっぱらったりと、とにかく相手依存のカードが多いがこのカラーの宿命として諦めよう。

マナ加速もドローも何もないデッキになりそうだが、形にはしてみよう。

当初は全く乗り気でなかったBrawlだが、手を出すとなかなかどうして面白い。
デッキが60枚というのが絶妙だ。EDHではガチデッキでも自由枠・ロマン枠を3枚程度取れるのだが、Brawlではそれが難しい。必要なカードと土地を揃えただけで60を超すことがザラにある。つまり必須級カードの引き算だ。
そもそもBrawlガチ勢というのがWotCの思惑と大きく違っているのだろうが、そこは無視する。

BrawlはEDH同様に色ごとの優劣があり、カードプールが狭い分顕著である。

一番強い色は青。というのも安定的にドローできる色が青だけ。手札が尽きて何も出来ない状況を回避しやすいのだから弱いわけがない。青単で飛びぬけて強いジェネラルはいないが、多色にするなら是非とも青を絡めたい。

青と順不同に強いのが緑。マナ加速が限定的なスタンダードでは豊富なマナクリを採用できる緑が強いのは確定的に明らか。土地の枚数を減らすことが出来るのも大きな利点だ。青程ではなくとも、不器用ではあるが手札を増やす手段もある。雑に強いクリーチャーが多数いるため、ライフを殴り切るプランをメインにとれる。緑に関しては単色でも多色でも油断ならない。

次は黒。多少重いがサーチもあればリアニメイトもある。黒のお株であるライフと削ってのドローもあるので割と何でも出来る。ご存知の通り優秀な除去も揃っているので単色で組む場合は青よりも分があるだろう。青と絡むとより強いのは言うまでもない。

次は白かな。EDHでは「MTGって青黒赤緑茶の5色だろ?」と積極的に存在を無視されがちな色である。だがBrawlのカードプールでは優秀なクリーチャーが粒揃いなので舐めてかかると撲殺される。やたらと数が増える上に全体強化が得意な殺意溢れる騎士や天使が多い。集中攻撃されれば30点のライフなんて瞬時に溶けるゾ。

最後が赤となる。カードを単体で見ていけば決して弱くはないのだが、Brawlという環境で俯瞰的に見ると使い辛くて仕方ない。青に劣るドロー、緑に劣る展開力、黒に劣る除去、白に劣る生物の質。全体的に微妙な仕上がりだ。私が赤単で組むなら《原初の嵐、エターリ》で強いのが捲れることを祈るか、《反逆の先導者、チャンドラ》でさっさと奥義ブッパするかの2択になる。

まだまだ掘り下げられていない環境であるので、開拓者として様々なデッキに手を出して布教していきたい。脚光を浴びる前に廃れ切ってしまう可能性が否定できないのは辛い。
せっかくの公式フォーマットなんだから、GPでやればええんちゃうん?
ジェネラル
《炎矢師、ハラー》

土地(20)
《山》×8
《森》×9
《隠れた茂み》
《根縛りの岩山》
《結束の記念像》

クリーチャー(21)
《ラノワールのエルフ》
《たかり猫猿》
《クジャールの種子彫刻家》
《僧帽地帯のドルイド》
《ナーガの生気論者》
《大物群れの操り手》
《荒々しいカヴー》
《エルフェイムのドルイド》
《ケルドの軍監》
《ピーマの改革派、リシュカー》
《養育者、マーウィン》
《鉄葉のチャンピオン》
《スキジック》
《刃の翼、ヴェリックス》
《切り裂き顎の猛竜》
《縄張り持ちのアロサウルス》
《総将軍ラーダ》
《永遠衆、ネヘブ 》
《新緑の機械巨人》
《孤独な王、グラン》
《原初の飢え、ガルタ 》

スペル(11)
《シヴの火》
《顕在的防御》
《削剥》
《成長の資質》
《英雄的介入》
《帰化》
《雷群れの渡り》
《苗木の移牧》
《灰からの成長》
《ゴブリンの連射》
《群れの力》


置物(7)
《獰猛器具》
《宝物の地図》
《マナリス》
《イトリモクの成長儀式》
《反逆の先導者、チャンドラ》
《生命の力、ニッサ》
《金粉の水蓮》

キッカー呪文をキッカー込み唱えた時に+1/+1カウンターの数だけ対戦相手全員にばら撒くエルフがジェネラル。
色々と試行錯誤した結果、さっさとこいつにカウンターを置いてキッカーを打つのが多分一番強いという結論に至った。
元々殴り合いが得意なカラーでもあるため、積極的にライフを削るプランと両立すれば、より勝利に近づくだろう。
基本的にカウンターは全てハラーに集めるため、ガルタのサイズを悠々と超えていくことも珍しくない。
《リシュカーの巧技》とかも試すつもりだ。
ドミナリアも発売されてということでBrawlを組んでやった。

ジェネラル
《オラーズカの暴君、クメーナ》

土地(20)
《島》×8
《森》×10
《植物の聖域》
《内陸の湾港》

クリーチャー(19)
《霧まといの川守り》
《ジャングルの探査者》
《翡翠をまとう者》
《クメーナの語り部》
《ラノワールのエルフ》
《銀エラの達人》
《マーフォークのペテン師》
《導路の召使い》
《僧帽地帯のドルイド》
《ナーガの生気論者》
《媒介者の修練者》
《大物群れの操り手》
《マーフォークの枝渡り》
《深根の勇者》
《深根の精鋭》
《エルフェイムのドルイド》
《金属ミミック》
《ピーマの改革派、リシュカー》
《嵐を変容する者》

スペル(12)
《選択》
《顕在的防御》
《否認》
《劇的な逆転》
《想起横溢》
《英雄的介入》
《造反者の解放》
《帰化》
《至高の意思》
《天才の片鱗》
《ヒエログリフの輝き》
《発明品の唸り》

置物(8)
《モックス・アンバー》
《フレイアリーズの歌》
《マナリス》
《耕作者の荷馬車》
《深根の水域》
《霊気貯蔵器》
《金粉の水蓮》
《パラドックス装置》

勝ち手段がかなり限定的だが致し方ない。《霊気貯蔵器》+《パラドックス装置》+4マナ+《嵐を変容するもの》が必要。
ジェネラルでドローできるので見た目よりも回る。
多分WotCが目指したものとは違う。


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